同店の経営者でもあり、シェフはルカ・スカンダレッティLuca Scandaletti氏。
ベルギー、ブリュッセルにある有名店、『Wittamer』でパステッチェッレ、チョコラティエレとして働いた後、ロンドンの『De Baere』を経て、ここ地元のパドヴァに同店を開店。数年前に改装し、現在のようなモダンな店となっている。
店名の『ル・サブロン』は、シェフが働いたブリュッセルの『Wittamer』があった広場から命名したそうだ。
ゆったりとした広さの店内。朝のブリオッシュ類も豊富で、もちろん手作り。
ガラスのショーケースに並んだドルチェ類も大変に丁寧な仕事だということが見て解る。
ベルギーでの研鑽から、シェフ・ルカはチョコレートが得意なショコラティエだ。従ってチョコレート菓子が特に同店のスペチャリタといえる。 夏場はチョコレート製品は扱ってはいないが、秋からは本番。チョコレート及び菓子に至るまで、デリケートで風味よく質のよいそれらが店内を飾る。
同店の看板商品のひとつが『35100』。この数字はパドヴァのこの場所の郵便番号を文字っている。
彼のチョコレート菓子の基本はカカオ66%配合のもの。"Francy66%"と命名したものを使用しているが、この『35100』はこのチョコレートを使ったトルタ。ちなみに"Francy"とは、彼のフランス人の奥さんの名。
店内はブリオッシュ系のパン類、そしてチョコレート、生ケーキ類などのショーケースが並び、さらには焼き菓子など、日もちのする菓子類なども充実した品揃えだ。
チェントロのラジョーネ宮下の商店街、ソット・サローネのフルッタ広場側にも小さな常設店を設けている。
Pasticceria Caffetteria Cioccolateria Wine bar Le Sablon