シェフ、ルイジ・ビアゼットLuigi Biasetto氏を中心としたパドヴァを代表するカフェ&パスティッチェリア。
彼は、パドヴァで、いやイタリアでも屈指のパスティッチェリの一人といえるだろう。
同シェフはフランスで1981年に菓子及びチョコレート職人の技術向上と発展のために設立された協会、ルレ・デセールRelais Dessertsの会員の一人でもある。
同店の看板メニューである『Sette veli:セッテ・ヴェーリ(7枚のヴェール)』は、1997年にフランス・リヨンで開かれた世界菓子コンクールにて彼がイタリアチームのトップ・パスティッチェリとして仕事した際に獲得した優勝ドルチェ。
チョコレートの柔らかいサヴォイアルディにチョコレートのムースやババロア、そしてナッツや穀物などの食感の違いを織り込んだ精巧なチョコレート菓子だ。
そして同賞を獲得、『Abbraccio di Venere:アッブラッチョ・ディ・ヴェーネレ(ヴィーナスの抱擁)』はマスカルポーネのムースの菓子。
店内すぐのショーケース内には美しくも美味しそうなお菓子が整然と並ぶ。色調、形の美しさに目が奪われることだろう。
ショーケースから左奥にはバールのバンコがあり、そのバンコ上に並ぶブリオッシュ類ももちろん上質。
特に日曜朝ともなると、車でわざわざ朝食を食べに、そして菓子を買い求めにやってくる客で店内はいっぱい。
定番のドルチェから季節ごとの新作、夏場はジェラートもあり、どれを食べても上質品。
同地に店を構えたのは1998年。現在は同店並び、数軒のカフェ及びレストランにも同店商品を卸している。
Pasticceria Biasetto