店名を日本語に訳すなら、“小さなトラットリア”。
ここは、チェントロから北西に少しだけ離れたところにあるトラットリア。11年前からここに店を構えている、サルデーニャ料理を専門に出す地元の人気店。
パドヴァではなかなかお目にかかれない、見慣れない、聞きなれないパスタや料理名がサルデーニャ独特の表記でメニューに並び、非常に興味をそそられる。
地中海のマグロとオリーヴやケイパーなどを使った南らしいパスタ、タイムやローズマリーなどを効かせて野菜をたっぷり使ったサルデーニャ風ラグーソースは、やはり土地のパスタ、マッロッレッドゥスMalloreddusで。厚く切ったペコリーノ(羊)チーズを焼いたものや、ツナのソースをかけた薄切り肉(仔牛やターキーなど)のトンナートなど。どれも重さのない軽やかな料理。
昼はお得なセットメニューがある。パスタとセコンド、グラスワイン、カフェで14.5ユーロ。コペルト(席料)も含まれているで、お得感あり。アラカルトはプリモ8~10ユーロ、セコンド・ピアット14~15ユーロほど(2011年夏)。
テーブルに着くと運ばれてくる山盛りのパンの皿は嬉しいサービス。一般的なパンとともに、オリーヴやペペローニ(ピーマン)のオイル漬けなどが練り込んであるものや、サルデーニャ地方特産の薄パン、カルタ・ムジカなどが盛られている。
La Piaccola Trattoria