冬のヴェネトを、いや、イタリアを代表する野菜、ラディッキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ。 非常に特徴的なその姿、味わいはこの土地の気候、そして土、水があってできる同地唯一といえる貴重な産物です。 冬の寒い時期に最盛期を迎えるこの野菜は、I.G.P (保護指定地域表示)に認定されているものですが、認定されるためには規定された範囲内でのみの生産・出荷が許されており、また、その認定を受ける生産農家も毎年厳しい検査を受けています。
ラディッキオはヴェネト州内でも何か所かに生産区域(トレヴィーゾ、ヴェローナ、カステルフランコ、キオッジャ等)があり、生産地や収穫時期により形や色、種類が異なります。 そのなかでも代表的であり、価値あるものが、トレヴィーゾ地区を中心とした晩生種(タルディーヴォ)です。 独特の外形、色、そして風味、生食しても加熱しても、様々な料理に応用の効く、他野菜には類のない特殊な野菜です。 出荷にあたり生産者は、畑からの収穫後も、その一つ一つの茎を流水に浸す、葉を取り除きナイフで掃除する…というその独特の工程を機械に頼らず人の手のみで作業を行い、見事な生産物をつくりあげます。
このツアーは、ラディッキオの最盛期にトレヴィーゾを中心とした生産地各地で開催されるサグラ(収穫祭)を中心に、ラディッキオ生産者農家、他、地元ならではの生産者訪問(サラミ工場、チーズ工場等)などを盛り込んでいます。 農家や生産者及び地元のレストランなどでの食事や愛情たっぷり地元マンマ宅での家庭料理レッスンも企画しています。 さらには、スローフードにも認定されている白ポレンタ(マイス・ビアンコペルラ)の生産者を訪問し、今では希少とされている石臼にての粉挽き作業現場も見学します。
詳細は、旅行会社トライデントツアーズのサイトを参照ください。→リンク
日程 | スケジュール |
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1日目 | トレヴィーゾのアグリトゥーリズモにチェックイン |
2日目 | 収穫祭見学 |
3日目 | カザテッラ(トレヴィーゾのチーズ)生産者訪問 → ラディッキオ農家訪問 → マス養殖場訪問 → ソプレッサ(ヴェネトのサラミ)生産者訪問 |
4日目 | トレヴィーゾ卸青果市場訪問 → 白ポレンタの石臼粉挽き場訪問 → トウモロコシ農家訪問 |
5日目 | 料理レッスン(ラディッキオ、ポレンタを使って) → ヴェネツィア・バーカロ巡り (宿泊は、パドヴァの4つ星ホテル) |
6日目 | 夕方までフリー → 夕食はボッリート・ミスト専門店にて最後の夕食会 |
開催初日 | 収穫祭開催場所 |
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11/23 | リオ・ディ・サンマルティーノ/スコルツェ市 |
12/14 又は12/21 |
トレヴィーゾ市 |
1/11 又は1/18 |
ゼロ・ブランコ/トレヴィーゾ市 |
2/1 | ドッソン/トレヴィーゾ |